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執筆者の写真馬場精子

浄泉寺様「文化講演会」にて朗読を

 暑い日が続いておりましたが、久しぶりに雨が降り、夜になると少し肌寒く感じます。3月のプラネタリウムでの朗読コンサート以来のブログの更新です。

 

 大型連休は朗読教室もございましたが、ステージもひとつ。三重県松阪市の浄泉寺様の「文化講演会」で、朗読をいたしました。車での移動が便利と思われる場所ですが、連休ということもあり、渋滞が免れないと思い、電車に乗って参りました。


 近鉄特急は久しぶりで、少しワクワクいたしました。新幹線とはまた違い、乗り換えの駅もおっとりした雰囲気です。昔は乗り換えなしで行くことができたそうですね。松坂の駅からはタクシーで。






 文化講演会では、最初に、松養寺様のご住職が宮沢賢治の「やまなし」を朗読されました。カニの子どもたちの様子を生き生きと見事に表現されました。自然の中に生きていることの素晴らしさ。今ここに生きていることへの感謝。「やまなし」は何度よんでも、読むたびに発見がある奥深い作品です。


 私は、浄泉寺様のご希望で、芥川龍之介作「蜘蛛の糸」を朗読しました。この作品も、何度読んでも、いいですね。お聞きになられた方からも、そのようにご感想をいただきます。朗読の後は、皆様からのご質問にお答えする時間もございました。私もせっかくの機会ですので、朗読すること、表現することについて、お話いたしました。日常会話ではみなさん豊かな表現をされていると申しますと、女性の方は特に思い当たることもあるようで、お堂の中はくすくすと笑い声が広がっておりました。


 最後に、浄泉寺様のご住職を挟んで、松養寺様ご住職と私で写真を。素敵な出会いもある講演会になりました。浄泉寺様、松養寺様、ご参加の皆様ありがとうございました。




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