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馬場精子朗読教室 グループ”游”発表会、そして…


 6月15日宇治川の畔りにある”宇治日和”さんで、「馬場精子朗読教室 グループ”游”発表会」を開催いたしました。この日は、朝から土砂降りの雨でしたが、発表会の頃には雨も上がり、たくさんのお客様をお迎えすることができました。有り難いことに、予約開始とともに、すぐに満席になりました。ありがとうございます。




馬場精子朗読教室では、自主的にグループを作り、発表会をすることを応援しております。「游」は今回、新メンバーを迎えて2回目です。



 皆様が素晴らしいのは、アドバイスをもとに、ご自分の中でも課題を明確にされ、それを意識しながら真面目に練習に取り組まれることです。それでいて、教室は、いつも笑い声が絶えません。







 お一人目は、小池房子さん。新美南吉作『ごんぎつね』を朗読されました。

 小池さんがこの作品を選ばれた理由は、子ぎつねと人間との関わりの中で起きる結末に、いろいろ考えさせられるところがあったからだそうです。

 また、舞台背景が、夜に狐の鳴き声が聞こえるという、ご自分の子どもの頃と、とてもよく似ていたからだそうです。

 自然の美しい描写、そして子ぎつねの可愛らしい動きを表現することに、苦心されました。愛情いっぱいの、優しく染み入るお声で新美南吉の作品世界を表現されました。



 お二人目は、奥村幸子さん。芥川龍之介作『魔術』を朗読されました。

 怪しい雰囲気の西洋館で起きる、魔術の摩訶不思議な世界に引き込まれ選ばれました。人間の欲の深さと弱さを改めて、感じたとのことです。

 苦労されたところは、「魔術師のミスラ君」「私」「友人」「おばあさん」それぞれのセリフの表現です。

 会場のみなさんを、知らない間に、怪しい魔術の世界に誘い、聞いている人はどんどん引き込まれていきました。



 休憩を挟んで後半、お一人目は、澤江里恵子さん。原田マハ作『真冬の花束』を朗読されました。

 この作品は原田マハさんの『独立記念日』の中のひとつです。『真冬の花束』の主人公も、自立した姿でこの本の他の物語にさりげなく登場します。

 冒頭のいじめのシーン、個性ある登場人物のセリフが難しく、苦心されました。

 社会問題にもなっている難しいテーマを、ご自分の中で受け止め、主人公に対して、温かな気持ちを寄せる朗読でした。




 そして最後は、木崎幸子さんです。藤沢周平作『桐畑に雨の降る日』を朗読されました。

 時代劇、中でも藤沢周平の世界が好きで以前から朗読したかったのにする機会が得られなかった作品です。

 不幸な境遇にありながら逞しく生きてきた主人公が幸せを見つけていく結末に、ホロリとくるとともに、人には勝気と思われているが、実は臆病な女だという主人公にご自分を重ね、共感するそうです。やはり木崎さんもセリフに苦労されました。悩まれたところも、ご自分のものにされ、聞かせてくださいました。生徒さまの朗読のあとは、私が夏目漱石作『夢十夜』より「第一夜」を朗読いたしました。




 それぞれ個性も様々で、色合いも全く異なる作品を選ばれ、全体としても楽しめる発表会、朗読会であったと思います。また、お越しいただいたお客様から、以前にも増して素晴らしい朗読をされるようになったとご感想をお聞きし、たいへん嬉しく思っております。


さて、終了後はお楽しみ。美味しくいただきました。ごちそうさまでした。



目にも美しく涼やか。



ハモは大好き。



ノドグロもイサキも美味しくいただきました。



鮎は、全部美味しくいただきました。



焼け石にとり貝。香ばしい香りが広がる。



紫陽花があしらわれて。



鯛しゃぶ。さっと。



うにご飯は、ついお代わりを。



デザートも爽やかに。


お話も弾み、発表会の反省と、次の11月30日の全体の発表会に向けて、演目も話し合われました。皆さま、発表会を終えて、ますます朗読が楽しくなられたご様子。私もとても嬉しく思います。さあ、次は11月30日に向けて、皆さま頑張りましょう。


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