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執筆者の写真馬場精子

「馬場精子朗読講座 2019」

更新日:2020年1月4日

2019年9月20日から始まった「馬場精子朗読講座」の受講生の皆さまによる発表会が、文化パルク城陽コスモホールにて、12月13日(金)に行われました。この講座は、文化パルク城陽プラネタリウムコスモホールでの発表会を目標に、詩のリレー朗読をする中で、朗読の基礎も学ぶことができる講座です。







9月20日〜12月13日まで全7回。

毎回、文化パルク城陽の会議室にお集まりいただきました。30分間は姿勢、呼吸、発声、発音など、特に、お声についての悩みが多いと感じましたので「声」についてのお話と練習を中心に行いました。







最初に体を動かしたり、声を出したりします。その後、グループに分かれて話し合いをしたり、練習をしたりします。グループでの練習は、お互いに意見を言い合ったり、考えたりととても楽しそうです。





5回目のレッスンでは、実際に、プラネタリウムで、声を出しました。

会議室で声を出すのとは、また違います。みなさんの表情も、一生懸命です。





マイクの音量、映像なども、調整しました。






そしてリハーサル。衣装を身につけて。











いよいよ発表会当日です。




会場にはたくさんのお客様が、お越しくださいました。

受講生の皆さま、お声掛けありがとうございます。



まずは馬場精子が指導する朗読の会スピークルの皆さんによる朗読です。



『そっといちどだけ』なりゆきわかこ作





『おかあちゃんがつくったる』長谷川義史作





『花咲き山』齋藤隆介作





『蛙』芥川龍之介作



そして受講生による朗読です。




『にれの町』百田宗治作


札幌の町がどのようにしてできていったのかが、1本のにれの木の目を通して描かれた作品です。A~Dのグループに分かれて、リレー朗読をしました。グループで、また全員で声を合わせる部分があるのですが、なかなか声が揃わなくて、何度も何度も練習しました。私の知らないところで、グループでも自主練習をされていたようです。その成果が出ていました。何より、心のこもった声は、清々しく、温かです。






『生きる』谷川俊太郎作


一文が短いこともあるせいか、練習の時はどうしても早くなりがちでしたが、本番では、ゆったりとそして深みのある声が出ていました。日常のなんでもないこと、当たり前だと思っていること、「生きる」ことはそんな大切な日常そのものなのです。お一人お一人の心の中に描かれた絵は違うと思いますが、それがまたみんなで読むことの素晴らしさ、楽しさにもつながっています。




『夢十夜』より「第一夜」夏目漱石作


最後は私の朗読でした。




受講生の皆さんから花束が。ありがとうございました。


会場を出ると皆さんが。胸が熱くなり思わず涙があふれて…





受講生の皆さんとご一緒に。皆さんのおかげで、素晴らしい講座、そして発表会になりました。また、文化パルク城陽のご担当者様はじめ、スタッフの皆さま、たいへんお世話になりありがとうございました。



*受講者の皆様の感想です*ありがとうございます!


★初めてこのプラネタリウムで馬場精子先生の声を聞いたのは、今年の2月。全身から響いてくるような透明な声に、あっという間に物語の世界に引き込まれました。今回この講座を受講して、朗読の奥深さ、難しさ、豊かさ、そして楽しさを教わりました。明るく楽しくわかりやすく指導してくださり、受講生の皆さんと楽しい時間を過ごすことができました。発表会が終わっても、舌の体操や複式呼吸の練習を続けようと思います。ありがとうございました。(Y様)


★姿勢や声の出し方ひとつで印象が変わるということに、改めて気付かせていただきました。とても楽しかったです。発表会の群読も初めての経験で、各々の声、スピードの違いがあっても、まとまって一つの作品になると良いなと思いました。(M様)


★短い時間でしたが、中身の濃い時間を過ごすことができました。感謝申し上げます。最近は、年齢とともに声が出にくい感じで、人との会話にも自信がなくなりつつありました。講座で教えていただいた「発声は腹からシッカリ、声は前に出す」というこの基本の大切さを実感いたしております。楽しい時間をありがとうございました。(N様)


★もうこの発表会で講座も終わりです。初回の講座から、「こんな講座を受けたかった」と引き込まれ、毎回1時間半の受講時間があっという間でした。改めて、声に出して読むことの楽しさに気付かされ、もう一度朗読してみたいと思いました。(H様)


★馬場先生の講座を受講させていただき、本当に嬉しく思っております。はじめに思っていたよりも朗読ってずっと奥深いものだということに気付きました。また、皆さんと一緒に群読することの楽しさを感じることができました。これから少しずつでも、朗読を続けていけたらいいなと思っています。(T様)


★喉の衰えを感じ始めていたときに講座に誘われて参加しました。姿勢、呼吸、発声、発音、イントネーションなどを基本に、自然な朗読を学んだように思います。朗読は、一人で、また皆さんと声を合わせて、どちらも緊張するけれど、楽しませていただいています。当日はどうなるか、ドキドキしています。(O様)


★以前から朗読に興味があったので、朗読講座があると聞き参加してみました。参加してみると、読むだけでなく、内容の情景や作者が何を思ってその作品を制作したのか、その頃の社会の状況などを奥深く考えながら読むということで、非常に難しいなと実感しました。最後の発表会では、少しずつですが、感情を込めて発表できたらと思っています。(I様

★初めての朗読講座、入りは単純に楽しい時間でしたが、回を重ねるに従い、教えていただくようにできないことへの葛藤が出てきました。それでも楽しくて、あっという間の時間を過ごしていました。今まで自分の声が嫌いでしたが、教えていただいた発声はもちろん感情の面においても忘れず、今までより自身の声を少しでも好きになっていけたらいいなと思っています。まだまだ思うようにはできませんが、発表会に向かい、楽しんで声を出していこうと思います。(T様)


★「しっかり声を出す機会が減り、滑舌が悪くなったなあ」と気になっていた時この講座を知り、ぜひ馬場先生の指導を受けてみたいと参加しました。詩の内容を理解し風景を思い浮かべ、それにふさわしい声のトーン、声量、速度などで、学んだように表現するのは難しく、思うようには声は出ませんが、皆さんと楽しく群読ができました。教えていただいた呼吸法や体操は、これからも続けていこうと思っています。(I様)


★憧れていました馬場先生の講座を受講することができまして、本当にありがとうございました。詩の朗読では、特に、情景を想像しながら表現することの難しさを体験することができました。短期間でしたが、ポイントをわかりやすくご指導いただき、なごやかな雰囲気の中で楽しく学ぶことができました。感謝いたしております。(T様)


★多人数で朗読することは初めてだったので、皆さんとの間の空け方や全員の雰囲気を合わせることが難しく感じました。それでも、練習を重ねるにつれて楽しくなってきました。発音・アクセントなども勉強すればもっと雰囲気が良くなり、皆さんと気持ちが一体化して良い朗読ができるようになると思います。(H様)


★年を重ねると、私ちゃんとくらせているのかと時々感じていることがあります。で、この度確かめたいと思い参加させていただきましたが、全然声が出ていないことに気付きショック!でした。発声の練習の基本から舌の動かし方、毎日の過ごし方等々ご指導いただき本当に感謝です。これからも、残された日々を楽しく声を出してしゃべりたいと願っています。本当にありがとうございました。(H様)


★馬場精子朗読講座に参加した印象は、とても明るくてチャーミングな方だということでした。発声法、滑舌法等々、とてもわかりやすく違った方向からの教え方が新鮮でした。なによりも、朗読の心を教えていただいたようで、温かい言葉が伝わってきました。明るく、思わず笑顔になる講座の空気感も良かったです。やさしさ、ぬくもりが伝わるような、そんな心のこもった朗読をしていきたいです。ありがとうございました。発表会、頑張ります。

(K様)


★誘われるまま、初めて参加しました。回を重ねるごとに先生のご指導の内容の深さに触れ、「これは大変」と思いましたが、少しずつ課題を加えてくださり、重荷にならず楽しく学べました。朗読とは、文章の内容を深く味わい自分らしく表現することかな?なんて、自分で定義付けしました。今後の私の読書に影響ありそうです。たいへん貴重な経験をさせていただきました。(T様)


★今年の2月と3月に、コスモホールでの馬場精子先生の講演会と朗読コンサートに行きました。そこでの先生の魅力あふれる朗読の世界に惹かれて、この講座に参加しました。初めての群読は、愉しくって心躍りました。そして、憧れのコスモホールの舞台に立つことができるのです。こうして好奇心から始めたことで、新しい展開が生まれてきます。音読で元気になれると感じています。(K様)


★今年の3月に、プラネタリウムであった馬場先生の「セロ弾きのゴーシュ」の朗読を拝聴したとき、心に響くものがありました。それで、朗読というものを知りたくて受講しました。声のトーンやアクセント、間の取り方など、難しいことがわかった反面、リレー朗読の「にれの木」や「生きる」を練習していく中で、読む楽しさ、声を出す楽しさが少しわかってきました。短い期間でしたが、朗読を細かに教えてくださった馬場先生に感謝です。ありがとうございました。(o様 )


★この春、プラネタリウム公演で「セロ弾きのゴーシュ」を聴く機会を得て、すっかり馬場先生のファンになってしまいました。この講座には、まったくの素人なのに参加させていただき、新しい世界に出会えました。先生のご指導で、言葉が見違えるように変化するのに驚いたり、皆さんの表現に感心したりと、毎回の時間があっという間に過ぎてしまいました。若い人達のようには上達しませんけれども、努力を重ねて、これからも楽しみながら朗読を続けようと思っています。(N様)

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