プラネタリウム朗会 小泉八雲怪談の世界ー闇にひそむ声ー

2026年9月4日、文化パルク城陽 プラネタリウム・コスモホールでの
「小泉八雲 怪談の世界 ― 闇にひそむ声 ―」
無事に終えることができました。
お運びくださった皆さま、本当にありがとうございました。


実は、どのくらいの方にお越しいただけるだろう……と少し気になっていたのですが、当日は本当にたくさんの方がお運びくださり、とても嬉しかったです。
今回、プラネタリウムの暗闇の中で小泉八雲の怪談を読むという、私にとっても少し特別な舞台でした。
演目は『狢』『雪女』『耳なし芳一の話』です。

公演の冒頭にあったプラネタリウムさんの「闇」についてのお話も、とても好評でした。
私は舞台袖でその解説を聞いていたのですが、月夜、星空、そして闇――その世界を自分の身体でも感じながらすっと小泉八雲の物語へ入っていくことができました。
そして、読み始めて間もなく、会場から伝わってくるものがありました。
皆さまがぐっと耳を傾け、物語の中へ入ってくださっている。その集中が、舞台にいる私にも伝わってきました。
そして今回の朗読では、琵琶奏者・作曲家の塩高和之さんの楽曲の音源を使わせていただきました。音楽を全体に流すのではなく、物語の中の必要なところに、ごく少し。あえて音楽を入れず、しんとした静けさのまま終える場面もありました。
塩高さんの琵琶の深い音色は、一音が響くだけで、その場の空気をふっと変えてくれます。『雪女』や『耳なし芳一の話』でも、その一つひとつの音に支えられながら、音の向こうにある静けさまで感じるような時間でした。
一音で情景や気配を立ち上がらせる、その音の力をあらためて感じました。

今回の公演は、皆さまと一緒に、あの世界へ入っていくような時間でした。
終演後には、さまざまなご感想をいただきました。
「情景が目に浮かんできた」「話し手が何人もいるように聞こえた」「怪談なので怖いのではと思っていたけれど、嫌な気持ちにはならず、涼やかな気持ちになった」
そして『耳なし芳一の話』では、武者が呼ばわる「芳一」という呼びかけが少しずつ変化していくところを、真に迫っていたと聴いてくださった方も。
また、以前『雪女』を朗読されたことのある方から、「同じ作品なのに全然違った。あんなふうに読めたら」という言葉もいただきました。
朗読に親しんでおられる方々も大勢お越しくださっていたそうで、それも嬉しいことでした。

もちろん、「怖かった」というご感想もたくさんいただきました。怪談の世界をしっかり受け取っていただけたのだな、と思います。
その一方で、怖さだけではなく、その奥にある人の哀しみや切なさまで届いていたなら、なお嬉しく思います。

映像、照明、音楽、そして皆さまの静かな集中。
あの場所でなければ生まれなかった時間だったように思います。
終えてみて、今はほっとしています。
支えてくださった皆さま、そしてご来場くださった皆さまに、心より感謝いたします。
ありがとうございました。



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