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  • 執筆者の写真馬場精子

海の日コンサート”ギターと朗読の夕べ”


7月16日の夜。京都音楽倶楽部主催「海の日コンサート”ギターと朗読の夕べ”」が、京都市役所前のアクティクラブにて開催されました。厳しい暑さの中、お越しくださいました皆様、ありがとうございました。









第一部では、ソプラノの稗方攝子さん、そして私もご指導いただいているギタリストの渡部延男先生がご一緒に演奏されました。稗方さんのお声はまろやかで胸にしみ入ります。渡部先生の素敵なギターの響きとともに、会場を魅了されました。



続いては、スペイン在住のギタリスト藤井浩さんの登場です。軽妙な語り口で、皆さんを楽しませながら、ギターの名曲で皆さんを酔わせます。実は、藤井さんは毎年、この時期にここアクティクラブでコンサートをされています。






昨年たまたま太極拳・揺禅スタジオであるアクティクラブの先崎先生とお目にかかり、藤井浩さんのコンサートに参加したのでした。私が朗読家として活動していることがわかり、それならば来年、海の日に共演をということになったのでした。それが、今年海の日に実現したのでした。ご縁というのは有難く、素敵なことだなあとつくづく思います。







昨年、スペインのノーベル賞作家、ヒメネスの『プラテーロとわたし』をしようということになっていましたが、今回はその中の4曲「プラテーロ」「燕」「子守唄」「憂愁」を上演しました。楽譜を見ながら、演奏に合わせて朗読します。子守唄は、世の出ているCDでは歌手が歌っていますが、あえて朗読者である私が歌うことにしました。



散文詩なのですが、とても美しい文章です。その中には、あまりに残酷な現実や貧しさや死が綴られているのですが、激しさを伴う内容がとても静かに、あまりにも静かに語られています。そこに惹きつけられます。この作品に触れることで、スペインのアンダルシア地方、モゲールに行ってみたくなりました。



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こちらのスタジオは、ビルの10階なので、大文字山も見えるんですよ。向かって左手に見えるのは、京都ホテルオークラです。今回は私の朗読をお聞きになったことがないお客様も多かったので、もう一つの作品は、宮沢賢治作『やまなし』を朗読することにしました。

スタジオなので、お客様の人数もちょうどお話を聞いていただきやすい人数で、良い雰囲気です。それにとても響きが良いのです。





素敵なコンサートも終わり、懇親会。コンサートのみご参加の方や、懇親会途中でおかえりになった方もあり全員ではありませんが、一緒に写真を撮りました。

前列向かって右から3人目が私です。私の真後ろにいらっしゃるのが、このスタジオを主宰していらっしゃる先崎高弘先生、私の向かって左隣が稗方攝子さん、その横が藤井浩さん、藤井さんの後ろが渡部延男先生です。






楽しいコンサートをありがとうございます。また、暑い中、お越しくださいました皆様に感謝申し上げます。

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